こんにちは、２０日ぶりでしょうか、のぼせもんです。

仕事の関係で、１１月１日より田舎町の研修所なるところに缶詰めとなってました。超ハードでした。その研修所は古い建物で山の中腹にありますが、環境は下界と隔離されたようなところでして、ようやく娑婆？へもどれた感じです。
（周辺の景色だけはいいんですが、今時ネットの環境もないような信じられないところでございます。ほんとに！）

まずは、孝子さんのＤＶＤ見ようとしたものの、やはり睡魔には勝てずビールをかっくらって爆睡。昼近くになって起きだして、アンコール�X・�Y・ＢＳ２のあみんコンサートの３本を見て、取りあえず孝子さん・ハコさん渇望症？は治まったようです。

今更ながらに、”不思議ですよね”というのも変ですが、孝子さんを見てると心安らぐというか、癒されるというか。
単純に好きだとか、綺麗だとか、かわいいとかの次元ではない、なにか別のものを今改めて強く・深く感じてます。

ところで、だいぶ前の話に戻してしまうようですが、８６年の「アンダンティーノ」ツアーは自分にとって、本当に思い出深いものが
あって、ちょうどそのカキコをしようと思っていた矢先に、缶詰めとなってしまったためかき損ねておりました。
久しぶりでもあり、カキコさせて下さい。（長文のため別カキコにさせてもらいます。）

では。

Ｐ.Ｓ.
Bellmare様、お待たせしました。
今日子さん第３弾近々にカキコします。(これも直前で中断してました。)
どうぞ、またまた笑ってやって下さい。

のぼせもんです。
先のカキコで８６年がとても思い出深いと書いた話です。しばし、お付き合い頂ければと思います。（長文をお許しください。）

その８６年、私は社会人２年目に入ったころでした。６月の初旬でしたか、昼食に出た時にちょうど通りかかったレコードショップ(当時は)
で１枚のコンサートポスターを見つけました。そうです、孝子さんのコンサートでした。

あみんの頃は、私もちょうど大学の３回生。
長崎県の小さな町にある大学だったので、あみんのことと言えば２枚のレコードと『消し忘れたメッセージ』が全てでしたから、
そのポスターであの”あみん”の孝子さんがソロデビューしたことをその時、初めて知りました。
その場でアルバム『夢の樹』とコンサートチケットを購入。憧れの彼女に会えるんだと思うと嬉しくてしょうがなく、自分でカウント
ダウン日めくりを作って、その日が来るのを毎晩『夢の樹』を聞きながら待ちわびてました。

そんなコンサートまであと１０日程度になった頃に、突然上司に呼ばれ７月から親会社へ出向しろとの命が...。目が点になりました。
出向のこともなんですが、孝子さんの福岡でのコンサートは７月４日だったんです。えぇ〜うそでしょ、そんなぁ。でした。
ちょうど抱えてた仕事のこともあり、１週間ずらしてもらえないか？と相談してみたものの回答は、”×”。
泣く泣く命に従い親会社へ。行ったのは親会社の支店で横浜でした。(８６年７月から９１年９月末まで５年２ヶ月程居りました。）

出向して数日した頃、気のあった同僚に孝子さんのコンサートのことを話したら「ぴあ」なる雑誌を教えてくれました。
（正直、驚きました。田舎にはそんな雑誌はなかったし、その情報量にびっくりでした。）

そしてコンサート情報をペラペラめくってると、”見つけました”孝子さんのコンサート。
７月３０日、「アンダンティーノ」ツアー最終日の日本青年館です。
でも、チケット発売の欄には既に”ＳＯＬＤ ＯＵＴ”の文字、本当にガッカリしました。もしかして、自分は孝子さんに会えないのかと。
ところが、よ〜く見てみるとコンサート欄の下のほうに小さな文字で「当日券若干あり、１６:００から会場入り口で発売」の記述が...。
捨てる神あれば、拾う神ありとはこのことですね、出向して間もない頃でしたが、ズル休みして行きました。
特にチケットと呼べるものはなく、コンサート開始１０分前位に、関係者が付けているスタッフシールを半分に切ったものを胸元に貼って
会場へ、客席へはコンサート開始後に、２階席最後方の通路のようなスペースへ案内され、立ち見でした。(結構、立ち見も人数いました。)

これが、私の孝子さんコンサート初体験でした。
小指の先ほどにしか見えない孝子さんでしたが、そこに居て歌ってくれていることに、本当に感激しました。
でも、福岡でコンサートに行けていたらと思うと、ステージ傍へいって間近で見たくてたまりませんでした。
そんな思いが通じたのか？、その会場で横浜での２日間追加ミニライブ決定とチケット販売の案内があり、幕が下りると同時に猛ダッシュ。
１日目は入場整理�ｂVと２日目は�ｂP２をゲットしました。（このミニライブはOfficial HPにも載ってないのはなぜでしょうね。)

その会場は前のカキコでも書きました、今はもうなくなってしまったライブハウス横浜シェルガーデンでした。
ライブ当日は入場順が決まってるので、慌てることはないのですが、２時間以上も前から会場付近(山下公園近く)でソワソワしてました。
１００人も入ればぎゅうぎゅうで一杯になる小さなライブハウス。客席はパイプ椅子が並べられ、最前列はステージに立つ孝子さんとは
２ｍないかもといった究極の超接近戦？。自分が座った席からでも３ｍ位、瞬きすることも忘れ見つめっぱなしでした。

当然、楽屋なんてものもなく、ステージ対面の通常はカウンター席あたりに暗幕が張られ、そこが控え室替り。
開始と同時にそこから孝子さんが登場し、客席の間の通路をトコトコとステージへ。私の横を通り過ぎる孝子さん、とってもいい香りが
したことを思い出します。(どんな香りだったかまでは、残念ながら覚えてませんが..。)
とにかく”手を伸ばせば腕をつかめてしまうのよ”の状況にとても興奮したことだけで、悲しいかな曲順やＭＣの内容は思い出せません。

この「アンダンティーノ」ツアー最終日の日本青年館のコンサートは、孝子さんがライブ大好きになるきっかけとなった記念すべき
コンサートでした。コンサートの幕が下りる時、孝子さんは涙ながらに「今、ここに居るみんなを一人残らず抱きしめたい。」と。
当時、孝子さんがＦＭ横浜でＤＪをされていた『風は海から』(８５年１２月〜８６年９月）の中では、「ツアーが終わってしまい、
また６ヶ月近く経たないとみんなと会えないのか、と思うと涙が出てきて思わず...」と話されてました。
そして横浜での追加ライブは、孝子さんは横浜が大好きで「どうしても横浜でライブしたい」ということで急遽決定されたそうです。

今思えば、出向によって福岡では会うことが叶わなかった孝子さんでしたが、横浜へ行ったことで孝子さんの心にも残るライブに
立ち会えたこと、そして自分が行くことになった横浜の地を孝子さんが大好きで、その時にライブを開いてくれて、またそこに自分が
居れたことは、絶対に一生忘れることのできない私の孝子さんとの出会いのドラマです。

もしあの時、出向の話を断っていたら...、自分にとって運命の８６年でした。
※この世には偶然はなく、全て因縁による必然だと、何かで読んだことがあり、勝手に運命的なものを感じてしまってました。

これまで話をする機会もなかった個人的なことですが、今こうして皆さんに聞いてもらえるのも、孝子さんに頂いた縁なんですね。
孝子さん、サイトの皆さん、そして管理人様。ありがとうございます。

Ｐ．Ｓ.
行けなかった福岡でのコンサートチケットは大切にとってありますが、今のものとちょっと違い名刺を少し大きくしたくらいのサイズで
縦向き、頬杖をついている孝子さんの画像入りで、切り取られる半券側には「内気な少年たちと占い好きの少女たちへ」のメッセージが
入ってます。この頃の方が、味わいがあっていいですよね。ちなみにこのコンサートは全席自由でした。