Checkendon Tour Photo-Report
2012.6.19

退職後2〜3年の内には実現させようと思っていたイギリス旅行、
周りを知り、自分のことを知った時“行けるときに行くしかない!”という結論に至りました。
思い切って、ロンドンでのフリータイムがあるツアーを探して応募しました。
Manor Houseの前でレンタカーを降りた時の感激といったら...!
振り返るには、まだ早いのですが、フォト・レポートにまとめました。
いつかFCでここを訪れるツアーを組んで欲しいと思います。
その時は孝子さんもご一緒していただければ最高です。
 

Google地図:Paddington駅からReading駅へ





Google地図:Reading駅からHook End Manor、Checkendonへ





英国の"Breakfast"は量、質ともたっぷりです 
9日間の英国旅行の最終日、私なりのこだわりがあり、本ツアーの隠れた目標でもありました。
これから始まる「Checkendonツアー」を前に、まずは朝から気合を入れて食べました(笑)
夜は一点豪華主義(?)で応募した“テイムズ川のクルーズ・ディナー”がある!
時間通りに帰って来られるのか?って、不安もありました。
昨日までのコッツウエルズでの英国式ガーデンの素晴らしさや、
湖水地方のピーターラビット館の思い出...もありましたが、今日も大切な日にしよう!


ロンドンの地下鉄初体験 
昨日のロンドン一日観光の終了後、調べておいたホテルの近くにあった地下鉄の駅から...。
残念ながら駅名は忘れましたが、切符を買う時に自動販売機の操作を間違えて大変でした。
最初から、30分の時間のロスでしたが、駅員さんが親切なので助かりました。
何も知らない私、本当に大丈夫だろうか?初めての地下鉄はドキドキモンでした。




郊外電車の始発駅「Paddington(パディングトン)駅」 
ロンドンから郊外へはいったん地下鉄を降りて、ターミナル駅から発着する郊外電車で行きます。
サインボードにある「First Great Western」に乗ります。
国際空港の「Heathrow」の文字も見えますね。  




郊外へのEXPRESS 
東京ならば、新宿駅といったところでしょうか?大きな駅で、電車の切符を買うのも大変でした。
ここでも切符売り場の方が親切でした。電車は3分後に出発ということで、早足でホームに急ぎました。
これに乗れば目指す「Reading(レディング)」に行ける。
海外旅行で離れていた孝子さんが急に近くなった瞬間でした。  




Reading駅に到着 
「Paddington」を出て約1時間後に「Reading駅」に到着しました。
東京なら新宿駅からロマンスカーで秦野駅に到着といったところでしょうか?
電車を降りてプラットホームに立った時、“もう二度とここに降り立つことは無いだろう!”
ふと、こんな思いがこみ上げてきました。女房と一緒にホームで記念写真を撮っていると、
親切そうな駅員の方が来てくれて、私たちのためにシャッターを押してくれました。

さて、これからInternetで予約したレンタカー会社へ行くのですが、
時間的に30分ロスしていることもあり、バスの時刻も判らなくなって
仕方がなくタクシーで駅から15分程の営業所に向いました。



レンタカーショップにて... 
外国でレンタカーを借りるのは初めてではないのですが、
何せ30年前のこと、それなりに緊張しましたが、
現代ではGoogleのストリート・ビューもあるので予習はそれなりにしました。
ギヤはオートマティックではなく、安い方のマニュアルにしました。(笑)
バックに入れるのにチョット癖がありましたが、ナビも付けていただいたので、安心でした。
安全運転を心掛け、心は「HOOK ENDのMANOR HOUSE」に飛んでいました。




本当にあった! 
事前にGoogleでManor Houseまでの道のりを調べて、交差点を記憶していました。
なので、行きはスイスイでした。Readingの街を抜け、30分走ったところにありました。
車の中からこのボードを見つけた時「本当にあったんダ!」変な感想ですが、
これが偽らざる感想です。以前、どんたくさんから送ってもらった写真と同じでした。
車を道端に置いて、シャッターを押しまくりました。




木々の緑が眩しい道でした 
当日は良く晴れて、メインの道から外れて2〜3分のドライブレーンは、
とてもリフレッシュできる道でした。創作意欲をそそる空気を感じました。
このように見ると森の中を走っているように見えますが、
この左右の木々の幅は4〜5mで、その外側は牧場になっています。




8年間追いかけてきたManor House 
残念ながら門は閉じられ、ここでしか撮影できませんでしたが、
とても雰囲気が良い、絵になる建物でした。
時間が過ぎるのもの忘れてしばし見つめていました。
今でも、この時の空気感や木々の緑は脳裏に焼きついています。
一つの目標を達成した満足感に浸っていました。




「Checkendon」の道標 
これも探していたもののひとつでした。
何しろこれまでに見た資料でこの標識だけは逃さないと思っていました。
しかし、FC会報にあるものは場所は知っていたものの、時間の関係で行けませんでした。




これも見たことあるような... 
「Hook End」の下に書いてある「via Quiet Lane」とは“静かな道を通って...”
という意味であろうか?
それにしても「Checkendon」、「Hook End」これだけあれば記念写真としては文句なしです。




村の中心にありました 
ボードの絵は木立の下にある小さい家と羊です。
この看板からイメージされる通り素敵な村ですね。




典型的なイギリスの村のイメージです 
私にとっての新発見は、牧草地に居る羊の絵になるシーンでした。
緑の草原のあちこちに散らばっている白い羊は、とても印象に残っています。




帰途に着く 
私にとってのCheckendonの思い出は、この木漏れ日のQuiet Laneと
木立の向こうに広がる牧草地、そこに散らばる白い羊の群れでした。
もう、来ることは無いと思ったけど、またいつか来てみたい!
そんな思いを胸に1時間ばかりの滞在の後、Hook Endを後にしました。




怖い思い出...その後に_1/3 
行きに関してはGoogleで調べていたので“帰りはその逆になる”と安直な考えでいました。
ところが、そんなに単純に事は運ばなかったのでした。
Readingの街中に入って交差点にさしかかったところで、
記憶していたGoogleの画像が全く役に立たないことが判りました。
考えてみれば当たり前のことで、行く方向からしか見ていなかったからでした!

ここからは、女房と二人で来た時の記憶を頼りに進むこととなりました。
....といっても、多くの感動で頭の中がゴチャゴチャの私が覚えていることには限りがありました。

街中の大きな交差点に入った。右へ行けばいいのか?左に行けばいいのか?
全く判らなくなった。女房に、“ここの道、どっちから来たんだっけ!”
すがりつくような思いで尋ねた!女房はこの交差点のことを覚えていた。
言葉の通りに曲がって、周りの景色と私の記憶が一致した。
この時ほど、頼りになる女房であると思ったことはありません!

しかし、悲劇...というか、本当の怖い思い出はこれからだった。
Hook Endからレンタカーの店までは道は単純であった。
Quiet Lane → メイン道路 → レンタカーのお店までの道である。
最後の難関は、メインからお店への道をどこで曲がるかであった。
60km位のスピードで走っているので、どのロータリで入ればいいか?
瞬時に判断しないと曲がりそこねる....

みごとに、やっちまった!全く知らない大きな道に入った!
オーッ!前には有料道路の大きな看板が見えてきた。
ワーッツ!このまま行ったら大変だ!
まずは路肩に乗り上げよう!
後ろから車が来ないことを見計らって、バックして横道にそれた!
しかし、目の前には読めない街の名前が...
中央分離帯でUターンもできない。

この時、私の中にはもうディナークルーズには間に合わない
道に迷った哀れな日本人観光客!という言葉が脳裏をかすめた
今できることは、ゆっくりとそのまま進み、左折して横道に入ることしかなかった
少し進むと信号があり、Uターンできた。

ここからどこをどのように行ったか忘れたが、
ここだろ!と思ってイチカ!バチカ!ロータリーに入って、
抜けてところがレンターのお店への道だった。

“せめて、帰りのナビをセットしおいたら....”
我に返ってみるとこんな思いが頭をかすめた...。
時間的には10分程度道に迷ったことであったが、
地獄を見た瞬間でもあった!

最後に“もう若くはないな!”と感じた。

お店に戻って、チェックアウトを済ませた。
走行距離が短かったのだろうか? ガソリン代は取らなかった。
カウンターのお兄さんにReadingまでのRideをお願いした。
そしたら、快く引き受けてくれた。Thank you very much!って自然に出た。[続く]




怖い思い出...その後に_2/3 全面工事中のReading駅 
Readingの駅に着くまでに、親切なお兄さんといろいろ話した。
どうやら、お父さんが日本居たことがあるらしいことが判った。
駅について、チップを差し出すと、なんと驚くことに彼は取らなかった。
どうにかして渡そうと思ったが、それでも彼は「NO」と言い張った。
この時点で、私の中にはイギリス人の優しさが初めて分かった。[続く]





怖い思い出...その後に_3/3 ホット一息 
そして、これまで親切にしていただいたことが、
突然、全て蘇ってきた。そういえば、
地下鉄の駅での自動販売機でのこと、
Paddington駅でのキップ売りの方のお気遣い、
Reading駅プラットフォームでシャッターを押してくれた駅員さん
レンタカーの受け付けのお兄さん
イギリスの方から沢山のお気遣いを戴いたことが初めて判った。
優しい方々ばかりだった!
私はとてもありがたい気持ちになった。

今回のCkeckendonドライブで、初めて生のイギリス人の触れることができた。
孝子さんが仰っている“朝、道を歩いていると皆さんが「GOOD DAY」と声を掛けてくれる。”
そんな、イギリスの方々の暖かさを感じた半日だった。
女房とようやくホット一息つけたReading駅のCafeでのひと時だった。





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